北の小さな港町

・映画ロケ
駅前に映画のロケに使われた「風街食堂」が古い佇まいを見せている。高倉健、緒方拳らが映画を撮影している。
駅前の風景は北の港町である。

増毛駅
留萌線の終着が増毛駅である。深川駅を出て1時間ほどは山あいを這うように走る。留萌から30分ほど日本海を走る。ほとんどが無人駅であり、増毛も無人駅だ。小さな駅舎に縦書きの看板が珍しい。網走駅を思い出した。

66.8Km

ましけ

留萌本線


さまに

日高のサラブレット

・駅前民宿
浦河あたりから日が暮れた。無人の様似駅に午後8時到着。すると今晩お世話になる「駅前民宿」の女将さんがホームまで迎えに来てくれていた。乗客は3人なのですぐ分かったらしく「Yさんですか」と。本当はこの時間のお客には夕食を出さないが、女将さんの特別の計らいで温かいご飯を頂いた。とくにホタテの刺身が絶品である。ご主人が怒っていないか心配になってきた。

様似駅
苫小牧から日高本線で3時間。ほとんど太平洋海岸を走る。さすが馬の本場、線路のすぐそばでサラブレットが草を食べている。ここから名馬が沢山産出されている。途中の大狩部駅は海まで3メートルである。ここが日本一海に近い駅ではなかろうか。

146.5Km

日高本線


ガンバッテいる女性

・石炭博物館
夕張炭鉱100年の歴史。過酷な作業で事故も多い。男も女も働いている。ヘルメットとライトで真っ暗な坑道は見どころである。石炭に素手で触られる。
帰りのタクシー運転手が炭抗夫は非常に生活、経済面で優遇されていたことを自慢していた。市破綻の一因ではとふと思った。

夕張駅
数年前から市制破綻で世間を賑わせていた夕張市。無人駅であるが観光案内と土産店を兼ねて委託者の二人の女性が笑顔であった。駅舎は小さいがきれいに整備されていた。駅前通りは店舗数は少ないがきれいな店が並んでいる。一番の繁華街はきれいで、映画の看板が多い。帰りに駅の二人の女性が映画にちなんで「黄色ハンカチ」を振って見送ってくれた。なかなかの演出である。

16.1Km

ゆうばり

石勝線


空の玄関口

新千歳空港駅
北海道最大の千歳空港と隣接した駅である。飛行機の到着口を出ると自然に地下の新千歳空港駅に入るようになっている。迷うことはない。地上に駅舎がないので駅名の看板がない。駅員に尋ねると、改札口から随分離れたところに小さな看板が確かにあった。飛行場は終着駅が多いが成田、関空もビルの一角で駅という感じがしない。
この駅から札幌、旭川へとひっきりなしに列車が出発している。

2.6Km

千歳線





近くには最北の稚内温泉、礼文島、稚内公園、防波堤ドーム等見どころがいっぱいある。

北海道の終着駅
 函館 江差 室蘭 新千歳空港 様似 
 夕張 新十津川 増毛 根室 稚内 

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136.2km

くうこう


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ねむろ

443.8km

根室本線

日本最東端

・東根室駅
日本最東端駅。統計145度36分05秒。1面1線の無人駅で、木製の短いプラットホームが1本あるのみ。最東端を示す碑や標柱があるのみで、駅前にわずかに住宅があるが砂利道である。
霧の中から突然1両編成の列車が現れた。

根室駅
根室本線の終着駅。有人の日本最東端駅である。釧路からは別名花咲線とも言われ、北方領土が目の前に見られる納沙布岬の玄関口だ。日本一早い日の出が見られ6月には3時30分に日が昇る。
駅前で少し奮発して花咲かにを買い宅急便で家に送った。


北海道の玄関口

・日本三大朝市
駅のすぐ近くに日本三大朝市がある。蟹、たら、メロン、野菜、海産物等。試食しながらついつい買わされる。私も留守宅に機嫌を取って蟹を宅急便で送った。

・函館山からの夜景
あまりにも有名な夜景。優先レーンを行くバスでもかなりの停滞であった。しかしそれだけの価値のある夜景である。すばらしいの一言だ。

函館駅
北海道の海の玄関口である。青函連絡船が列車を運んでいた名残の残っている函館。JRの終着駅では最大級であろう。ホームが4本、線路が8本ある。各線の色々なスタイルの特急列車が沢山みられる。また正面の壁には函館の歴史が刻まれている。

318.7km

はこだて

函館本線


しんちとせ

くうこう

町中で江差追分が聞こえる

・開陽丸
幕府軍艦開陽丸が江差沖で沈没したのを引き揚げ、遺物を展示してある。

・ニシン御殿
横山家、中村家二軒のニシン御殿が昔の板張り壁で残っており、豪華さが伺える。

・江差追分会館
かもめ〜で始まる江差追分の本番である。毎年全国大会がここで開催される。実演を行っているが時間の関係で見ることが出来ない。また、8月に開催される江差山車が展示してあり、その豪華さが伺える。パネル展示ではその歴史が分かる。

江差駅
函館から約2時間。日本海に突き当たったところに江差はある。簡素であるが駅員のいる駅である。駅前には小さな商店があるのみだ。

46.3km

えさし

江差線


昔の製鉄の面影無

・アイヌ民族資料館
白老駅からすぐのところにポロトコタンのアイヌ資料館がある。入口で大きなアイヌ像が迎えてくれる。歴史が学べ、奥のわらぶきの5棟の家は昔暮らしていたものを復元している。ショーがあり、熊狩り舞、剣の舞、弦楽器、口笛ムックリ、最後に男と女が輪になって囲炉裏の周りを回りながらの踊りが披露された。ムックリは紐一本と口で色々は音色を出しびっくりした。30分ほどであったが、北方の大自然を思わせる見ごたえのある歌舞であった。

アイヌの人と記念撮影をした。

室蘭駅
東室蘭駅から分岐し室蘭駅。非常にモダンでガラス張りの駅舎だ。円形の天井もガラス張りである。
近くには製鉄、製紙で栄えた、今でも工場、スポーツの建物が多く見られる。

むろらん

室蘭本線


学生も来ない駅

新十津川駅
札幌から北へ延びている学園都市線と言われている終着駅である。昔は留萌線の石狩沼田駅まで延びていたが廃線になった。函館本線と途中からほとんど平行して走っている。昔は沼田に炭抗があり、賑わっていたが今は途中の医療大学、拓殖大の学生がほとんどである。この新十津川駅まで来るものはいない。もちろん乗客は私一人であった。
駅は当然無人で小さな古い駅舎が寂しそうであった。

76.5Km

しんとつかわ

札沼線




2011年5月JR撮影

2009年7月30日撮影

わっかない

259.3km

宗谷本線

日本
最北端駅

・宗谷岬
日本最北端の地、宗谷岬。北緯45度31分22秒を表す高さ4.53mの碑。前回は自転車で走破したが今回はJRで踏破した。

稚内駅
もちろん日本最北駅、宗谷本線の最終駅である。北緯45度24分44秒、日本の北にもう線路は無い。この先は樺太だ。車止めに建つ最北駅の看板が寂しげだ。
以前来た時は「日本のテッペン」のモニュメントがあったが、今は駅前広場が工事中で、2〜3年すれば駅舎も取り壊され複合店となるようだ。寂しいかぎりだ。