島根県出雲市にある馬木不動尊光明寺MakiFudousonKomyoji(日蓮宗)は出雲にある霊場です。

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馬木不動尊 寺宝

三つ葉葵御紋章入「長柄傘」/江戸時代・安政

 

当時松江藩主松平公は、年中行事の一つとして「不動尊参詣」に合わせて、当山下より川舟を仕立てて神戸川の渓流を遡行し、立久恵峡にいたる間の舟遊びを好んで催されました。
ある時、姫君の病気平癒を不動尊に祈願され、霊験たちまちに現れ、病気も悉く平癒しました。藩公は大変喜ばれ、当山第十九世秀善院日厚上人を城内へ招請され献経を所望されました。
その御礼に「三つ葉葵の紋章入りの長柄傘」「馬具」「宝刀」などの寄進を受け、その後藩公の直参・代参累代にわたりました。

松江藩日置流弓術一門大絵馬(奉納 堀新蔵忠明)

 

安政6年(1859)

当時の松江藩は、例月不動尊参詣をされていたとされますが、藩士の崇敬も篤く、特に日置流弓術師範 堀源太左衞門以下門弟一門は熱烈なる信仰を捧げていました。
現存の大絵馬は、日置流弓術門弟一門の氏名が記され、かつては各々使用の弓が掲げてありました。この大絵馬を信仰の証として、当山に奉納されました。

松平家第二代綱隆公筆「朗詠集」

 

江戸時代

昭和4年11月、東京伯爵松平家より、松平家第二代綱隆公筆の「朗詠歌 短冊帖」を馬木不動尊に寄附されました。当山第二四世日泉上人が松江市に出頭し、これを受けました。
江戸時代より続いた藩公の不動尊に対する信仰の厚さを物語っている宝物です。

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