島根県出雲市にある馬木不動尊光明寺MakiFudousonKomyoji(日蓮宗)は出雲にある霊場です。

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守護神 不動明王/水かけ不動尊 縁起

守護神 不動明王

 

行基菩薩作/総高295cm

当山の守護神は『不動明王』です。不動明王は、炎々たる火炎の中眼を怒らし、右手には「降魔(ごうま)の剣」、左手には「方便自在の縄」を持っておられます。これは私たちの心の中に存在している「三毒」貪(むさぼり)・瞋(いかり)・癡(ぐち)という克服すべき根本的な煩悩(ぼんのう)を断ち切り、焼き払い「正道(しょうどう)」へ導いて行こうとする忿怒(ふんぬ)のお姿を現わしています。

ご奉安する不動明王は、行基菩薩作と伝えられ、仏身157cm・総高295cmの座像にして木像一木刻であり、古来より多くの人々の信仰を集めてきております。

毎月1日と不動明王のご縁日である28日、正月、お盆(8月)の時期は、御簾(みす)を上げているので、はっきりとお姿を拝むことができます。不動明王はご本仏(お釈迦さま)の使者として、私たちが進路を見失うことなく、正道へと向かうよう導いていくことを使命とされておられます。

大磐石に座し、獅子奮迅(ししふんじん)の力強い不動明王のエネルギーを、多くの方々に受け取って頂きたいと思います。


水かけ不動尊 縁起~旧不動堂跡~

 

制多迦童子・不動明王・矜迦羅童子

不動明王の全身怒りに満ちた、力あふれる闘志満々たる姿、泉から永遠に変わることなく涸れることなく、淡々と沸き出ずる水。いずれも同様の力強い生命力を感じます。

「不動明王に水をかける」という意義は、不動明王の持つ生命力と水本来の生命力とが「感応道交(かんのうどうきょう)」し、私たちがその『御徳』を頂くというところにあります。すなわち、自己の内面の悩み、苦しみを素直に開き顕し、未来に対して前向きに力強く生き抜く道を見い出すということです。

不動明王には、三十六童子と大勢の従者があり、その中の二童子が一般に知られています。矜迦羅(こんがら)と制多迦(せいたか)のニ童子です。

当所は、「旧不動堂跡」で以後数百年間に及び、不動明王が居座された霊地です。ここに信徒各位の信力とまごころによって、昭和51年4月29日、『水かけ不動尊』が建立されました。

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