〒699-0903 島根県出雲市多伎町小田

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地図

Q&A

Q  頭名ってどんなところ?
A  国道9号線から小田川沿いに2㎞~6㎞入った自然豊かなところです。緑豊かな山々と清流、そして山あいにはい
 ろいろな形の田畑が並んでいて、心落ち着く癒しの空間です。上頭名(カミズナ)、下頭名(シモズナ)、宇杉(ウスギ)の3地
 区をあわせて頭名(ズナ)地区といいます。

Q 世帯数・人口は?
A 現在(2017.4.1)は、16世帯、38人(1世帯平均2.4人)です。1945年頃は、70世帯、約300人(1世帯平均4人)でし
 たので、60数年の間に世帯で7割減、人口で8割減となっています。

Q 人口が減ったのは?
A 昔は木炭生産、林業、米作を主産業として生活していましたが、昭和38年の豪雪、39年の集中豪雨後、現金収入
 を求めて、都会へと転出が始まり、さらに46~49年には過疎対策事業等で多くの方が転出されました。

Q 高齢化率は?
A 65歳以上の人口の割合は50%です。ちなみに65歳以上の独居世帯の割合は44%です。

地域活性化のため取り組んでいることは?
A ひとつの大きな家族のような人のつながりがあり、ここにいるとほんわかした気分になれるような地域づくりを
 めざしています。 ”ほんわかin頭名”をキャッチフレーズに、①身近な相談窓口の常設、②「知っ得情報」の配布、
 ③情報通信「頭名だより」の発行、④「そうめん流し交流会」の開催、⑤「さわやか山歩路」づくり、⑥地元の農
 産物を使ったパンづくりなどに取り組んでいます。→「えすこにさこい」参照

どんなパン屋?
A パンは「国産小麦・天然酵母・塩(海の精)・水」を基本とし、副材料は安心・安全を重視して、
 国産、オーガニックのものを選んでいます。営業日は不定期です。
  
昔の年中行事?
A「正月飾り」(正月) 床の間に鏡餅を置き、神馬草を飾った。
 「雑煮」(正月) 海苔雑煮である。澄まし汁に餅とモミ海苔を入れた。家によっては煮込み汁方式で海苔雑煮が作
        られた。
 「おせち料理」(正月) 山で採ったゼンマイやタケノコの煮しめ、手作りの豆腐やコンニャク料理、カンピョウや
        里芋の煮しめが作られた。蒲鉾は裕福な家だけだった。
 「七草粥」(1月7日) 七草を採ってきて粥を作った。 
 「成り木責め」(1月7日) 2人のうち1人が、柿など果樹に木にナタでちょっと傷をつけ「なるかならんか、ならん
        なら切ってしまう」と言うと、もう1人が「なります、なります」と言って切り口に粥を塗りつけ
        た。今年も果樹が豊作であるように祈る行事。
 「仕事始め」(1月11日) 縄ないが開始された。小作人が地主に挨拶に出かけた。この時に鏡餅を切ってぜんざい
        を作り、小作人にも出された。
 「とんどさん」(1月14日) とんどさんは、各家で竹と藁で作られ燃やされた。
 「ホトホト」(1月14日) 子どもの行事で、夕方小学生が連れだって家々を訪問し、藁で作った馬を家の中に投げ
        込み、鼻をつまんだりして小声で「ホトホト」と戸口で呼ぶと、家の中から銭やお菓子をくれた。
        たまには水を掛けられることもあった。ちなみに、ホトホトとはホギゴトという意味であって、正
        月神が子どもに変身して村々を訪れる姿であろう。
 「20日正月」(1月20日) 雪がたくさん積もった時期であり、若い者が集まって夜明けまで騒いだ。きな粉餅を
        作り、かるた・花札・トランプで楽しんだ。
 「山の神祭り」(1月20日) 新年に山に入り炭焼きを始める前に、怪我のないよう山の神に祈った。捕ってきた
        山うさぎやニワトリですき焼きをした。
 「節分」(2月4日) 冬から春への移行を区分する大事な日柄であるため、豆まきと宮参りをした。大社までお参
        りした人もいた。食事はコンニャク(砂おろしの意味)と豆腐が食された。
 「ひな祭り」(4月3日) 月遅れのひな祭りで3色(よもぎ・紅を使用)の菱餅とバラ寿司を作って祝った。
 「天神様祭り」(4月3日) 男の子には天神様を飾り、つくしの煮しめとセリを茹で胡麻和えした料理が作られた。
 「カタラ団子」(4月20日頃) 田植えの手伝いの人たちに、カタラ団子(あん入りの団子の両側にカタラの葉)を作
        って食べてもらった。
 「端午の節句)(6月5日) 笹巻のチマキ(しゃみせん巻き)やカタラ団子が作られた。山に笹がたくさんあったの
        で、笹巻がたくさん作られ販売された。
 「干し草作り」(7月) 冬のための牛の餌作り。草を刈ってから片面を干し、その後、ひっくり返して反対側を干
        して作った。
 「お盆」(8月) 迎え団子や送り団子が作られた。
 「針供養」(12月8日) あずきあんの入ったオヤキが作られた。
 「餅つき」(年末) 正月のための餅つき(29日は苦餅といってつくことを忌む)
     
昔のおやつ?
 「炒り米」   籾を水に浸けて出し、炒って籾殻を取り除いて、お茶をかけて食べた。
 「さとおち」 炒り米に大豆や砂糖を混ぜて食べた。
 「ふかし芋」 サツマイモをふかして食べた。
 「カリント」 小麦粉を練ってから伸ばして適当な長さに切り、油で揚げて砂糖をつけて食べた。
 「ドーナツ」 小麦粉を練ってから湯のみ茶わん等で型を抜いて、油で揚げて砂糖をつけて食べた。
 「こうせん」 小麦を炒って粉にし、それに砂糖と塩を加え熱湯をかけて練って食べた。
 
 
 

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頭名 zuna