神幸神事 - みゆきしんじ -
祭典中に小宮へ御分霊を神輿に遷し、当社本願である北屋を御旅所として神幸祭を斎行する。 神事当番として各自治会を班別に分け、当番自治会の祷家(とうけ)を定め、祷家祭を行なう。
― 10月第4日曜の例大祭に特殊神事として
神幸神事を行う ―
これは、年に一度氏子(うじこ)の生活状態を見ていただく神事である。こうした
神事が行われた年代は不明であるが、江戸時代延宝3年(1675年)の古文書に記されている。
祭典中に小宮へ御分霊を神輿に遷し、当社本願である北屋を御旅所として神幸祭を斎行する。 神事当番として各自治会を班別に分け、当番自治会の祷家(とうけ)を定め、祷家祭を行なう。
神幸神事の行列
神事華を抱え上げ練り歩く
(神事の流れ)
当番自治会の協力奉仕のもと、神代天下り神事の形態により神幸神事行列を斎行して本願宅から神社へ送り、
本殿に於いて安置祭を挙行していた。
昭和30年からは祷開祭を行い、祷家自治会を定めて例祭日には
御分霊社神輿を祷家宅で祷家(御旅所)祭を行い、続いて本願北家宅で神幸祭を行って、それに奉納神事大華や子供神輿
が加わり、神幸神事行列とし今日にいたる。
(神事の形態)
神事行列の順は以下とする。
1.社名旗 2.左右に古代神事華 3.番内、獅子舞 4.大榊 5.神輿
6.大幣
7.大榊 8.唐櫃 9.宝船 10.参列者白幣 11.奉納
(江戸時代初頭からの神事大華に子供神輿等)
なお、この神事大華は昭和19年迄毎年5~7本奉納されていたが若者減少で現在は地域の保存華として1~2本奉納され、例祭
当日夕方にたおされ多くの人が持ち帰り床の間にかざり家運繁昌を祈られている。
順路は、毎年同じ順路で出発点も同じとする。
神事華と人形踊り子
昭和初期の神事華
古代神事華(写真左上)
昭和25年10月