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ロサンゼルスから約3時間半、常夏の島ハワイのホノルルに向かった。
≪アラモアナ・ショッピングセンター≫
      ハワイで一番大きなアラモアナ・SC、ワイキキが観光客を対象としているのに比べ、アラモアナはローカルの人達を対象とした店で、155店やレストラン(日本食・イタリアン・中華・メキシカン)があり、ワイキキより10分毎に、バスが出ている。
 核店舗はシアーズ・リバティーハウス・JCペニー・ウールワースで、営業時間は月曜から金曜は午前11時から午後9時、土曜は午前9時30分から午後5時30分、日曜は午前11時〜午後5時、2階建てのリージョナル型、オープンモール型SCである。食料品売り場で、野菜・果物が売場からはみだし、通路の床に並べられ、お客の目を楽しませていた。


【米国西部店舗視察を終えて】
    米国は、移民から始まり、教会中心に街づくりが興され、やがて富を得た金持ちと呼ばれる人達は、郊外に家を建てて街を出て行き、街はダウンタウン化し、郊外と街中の接点にSCが出来たのが現在である。
 これらの裏には、人種、階級など、日本にはない、さまざまな問題があり、それらの上にたって行なわれる、商業活動は、我々にとって新鮮であって、且つ驚きであった。買い手側、売り手側の生活環境、物の考え方の違いなどがあり、そのまま日本に受け入れられない物も、沢山あったが、その中からアメリカに学ぶ点を、つかむのが今回の課題であった。


【ショッピングセンターの場合】
   土地の広さと、SCの郊外化もあって、消費者はほとんど車を使ったショッピングで、その受け入れ側も、店舗には広い駐車場を持ち、店舗も単独店舗ではなく、何店かの核店舗(百貨店・SM)と専門店で、SCが成り立っていた。
 売り手側の課題は、売場のおける販売システムの省略化、人員(1店平均1〜2人)と在庫(少なさ)において表われていた。
 このことは、売場のスペースではなく、場所であった。
その表れは、数多くあった靴店で見られた。靴店の場合、店舗の中心部は、全て椅子やソファがあり、商品は壁面に並べられている位で、その売場(場所)に来るお客は、そこに座り、自分のお気に入りの靴を、店の店員に選んでもらうのではなく、自分で探す訳である。
 靴店においては、その売場(場所)が社交の場にもなっている。商品においては、商品の量ではなく、商品の分かりやすさであった。
 その表れは、書店で見られた。日本の書店の場合は、背表紙が見えるようにして、本棚にギッシリ並んでいるが、アメリカの場合、表紙を表にし、横に並べて一目で何の本があるか分かるようになっていた。このことは、レコード店などにもみられた。
 これらのことは、売りたい商品と売れる場所の戦術と戦略が見事になされていた。


【ショッピングセンターの広告物】
   ■広告においても、商品の場合、パッケージではなく、中身であった。
その表れは、随所で見られた。まずショッピングバックは、大半が袋そのものに何も印刷していないクラフト紙で、一般商品、高級商品に関わらず、全てその袋で賄い、袋をテープで貼ったり、ホッチキス止めなどはせず、袋に入れた商品をそのまま渡していた。
■衣料品売場においては、カッターシャツなどの商品は全て裸で並べてあり、箱もなければ、ビニール袋もなく、そのうえ日本で付けているような、何種類もあるプライスカード・タグも付いていなかった。
 これらの点で、日本での見栄文化の違いはあるといえ、日本で行われている誇大包装も抑制しなければ、本当に大事な品質の良い商品も、もっと安く消費者に渡せられるのではないかと、痛切に感じさせられた。
 これらのことは、これから我々が携わる、広告活動(広告戦術・広告戦略)において、我々の手で行わなければならないと、今回の米国視察で深く思った。


米国西海岸
≪カルフォルニア≫
 カルフォルニア州は、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴと、その長い海岸線に、いくつもの良港をもつ米国が、太平洋に向けて開いた貿易の玄関であり、輸入の7割、輸出の6割以上を対アジア貿易が占め、中でも日本が輸出が5割、輸入が6割で群を抜いている。
 日本のカルフォルニア州向けの輸出は米国以外のどの単一国向けよりも多い。


≪サンフランシスコ≫
 サンフランシスコは、人口75万人、ロサンゼルス、サンディエゴに次いで、西海岸第3の都市で、霧の都、芸術の街などと呼ばれる街である。
 日本の2倍もある広大で肥よくな、土地は年間を通じて温暖な気候が農業を発展させた。現在カリフォルニア州は全米一の農業州である。


≪ロサンゼルス≫
 ロサンゼルスは、シカゴを抜いてニューヨークに次ぐ全米第2位の人口800万人の都市で、サンフランシスコが坂の街であるならば、ロサンゼルスは大平原の街であるといえる。
 ロサンゼルスのような広大な地では、車なしには活動ができず、ロサンゼルスのフリーウェイシステムは、インターチェンジや、フリーウェイ出入口が、場所によりそれぞれ異なり、主に3本のフリーウェイと、幾つかの主要道路が入っている。これらの道路の発達により、車の走行台数は世界一である。
 ロサンゼルスは農業もあるが、飛行機製造などの工業都市である。


オプション観光コース
1.ゴールデン・ゲート・ブリッジ 2.フィッシャーマンズ・ワーフ 3.サンタモニカ
4.C・ディズニーランド 5.U・S・ハリウッド 6,チャイニーズ・シアター 
7.グランド・キャニオン 8.ラスベガス 9.ハワイ

     
     
     


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